県連速報
第440号(2015.1.20)
2014年の宮城県内での特殊詐欺(振り込め詐欺等)被害が、228102,400万円と過去最悪の状況です!  

 連日のように、新聞等で特殊詐欺(オレオレ詐欺・架空請求・還付金詐欺など)に関する報道が繰り返されています。宮城県警のまとめよると、20141月~12月の県内の被害総額は102,400万円に上り、過去最高だった2006年の約880万円を大幅に超えていることが分りま したので紹介します。  
 発生傾向としては、県内全域から仙台市内に集中してきています。手口では、オレオレ詐欺、 架空請求、金融商品等取引名目が多く、還付金詐欺は2013年の4件から8倍の32件となってい ます。被害金額では、金融商品等取引名目が最多の約46,612万円、次いでオレオレ詐欺、架 空請求の被害が多くなっています。送金手段では、レターパック・ゆうパックが46%と最多で、 次いで手渡しが33%の順です。詳しくは、宮城県警HP内「振り込め詐欺被害の防止」の「アン ケート結果」をご覧ください。

■特殊詐欺の手口

オレオレ詐欺   電話を利用して親族、会社の上司、警察官、弁護士等を装い、会社での横領、トラブルや交通事故の示談金名目で、現金を預金口座等に振り込ませたり、宅配便や郵送などで送金させるなどの方法によりだまし取る詐欺をいいます。  
架空請求  身に覚えのない料金請求のことで、郵便、インターネット等を利用して不特定多数の者に対し、架空の事実を口実とした料金の請求や、偽の裁判通知などの文書・メールなどを送付するなどして、現金を預金口座等に振り込ませたり、宅配便や郵送などで送金させるなどの方法によりだまし取る詐欺をいいます。
還付金詐欺  税務署や社会保険庁、市町村役場、電力会社、電話会社等をかたり、税金や保険料、医療費、利用料金等の還付等に必要な手続きを装って、電話で指示しながら被害者にATMを操作させ、被害者が知らないうちに、口座間送金により現金をだまし取る詐欺をいいます。
金融商品等取引名目  実際にはほとんど価値がない有価証券(社債や未公開株等)や、架空の有価証券、外国通貨などの購入を、ダイレクトメール等であっせんし、その後、別の犯人が電話で「必ずもうかる」「3倍で買い取る」「あなたしか買えない」などと言って購入するように勧めてだまし、これらを買えば高額で買い取ってもらえると信じ込ませ、現金を振り込ませてだまし取る詐欺をいいます。

http://www.city.sendai.jp/shimin/syouhi-c/kurashi/154/images/img_03.pngラブルに遭っている人の多くが高齢者です。ご家族や周囲の方など、高齢者を見守る立場の方も日頃から気を配りましょう。
 不審な電話を受けた場合は、お金を払う前に消費生活センターまたは最寄りの警察署・交番・駐在所へご相談ください。
  
警察相談専用電話(24時間対応) 266-9110、または#9110
 また、実際にお金を振り込んでしまった場合は、すぐに警察に相談しましょう。

*毎月、宮城県生協連のホームページの「ステップアップ消費者力」のコーナーにおいて、消費者被害に関する情報を掲載しておりますので、多くの組合員の方にお知らせください。


  

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