第195号(2007.9.28)
●2007年度冬灯油暫定価格が決定
9月25日(火)に、持ち回り県連理事会で検討いただき、今年度の冬灯油暫定価格を以下のように決定しました。翌26日に県庁記者クラブにおいて、記者発表を行いました。
※お任せ給油価格は、利用数量に関係なく一律個缶価格より1g1円引きになります。
1缶・18g (税込) 1g (税込) お任せ給油価格 1,476円 82.0円 個缶価格 1,494円 83.0円
●9月11日「20ヶ月齢以下の牛海綿状脳症(BSE)検査の国庫補助の継続に関する要望書」を農林水産大臣・厚生労働大臣あてに送付しました。
国は、「20ヵ月齢以下の牛のBSE検査に要する国庫補助について、2008年7月末をもって打ち切る」としています。依然としてBSEについては未解明な部分が多く、BSEのリスクをよりいっそう低減させるためには、20ヵ月齢以下の牛を含めた全頭検査を継続する必要があると考え、9月11日に農林水産大臣と厚生労働大臣あてに要望書を送付しました。
●10月1日北海道・東北6県の生協連で、「BSEに関する要請」を農林水産省・厚生労働省へ、「灯油に関する要請」を経済産業省へ、それぞれ行ないます。また、地元選出国会議員へも要請します。
北海道・東北6県の生協連では、10月1日(月)、農林水産省と厚生労働省に対して「20ヶ月齢以下の牛海綿状脳症(BSE)検査の国庫補助の継続に関する要望書」を提出し、経済産業省に対しては「灯油に関する要請書」を提出します。あわせて地元選出の国会議員に対しても、要請活動を行います。
2007年9月11日 厚生労働大臣 舛添要一様
農林水産大臣 若林正俊様
宮城県生活協同組合連合会
会長理事 芳賀 唯史20カ月齢以下の牛海綿状脳症(BSE)検査の国庫補助の継続に関する要望 2001年9月10日、我が国において初めて牛海綿状脳症(BSE)の発生が確認され、国は、消費者の牛肉に対する不安を払拭し、牛肉の安全性を確保する観点から同年10月以来、食用として処理されるすべての牛を対象としたBSE検査を実施してきました。
その後、2005年5月、内閣府食品安全委員会による20ヵ月齢以下の牛の食品健康影響リスクは非常に低いレベルに留まるとの答申を受け、国は、2005年8月、20ヵ月齢以下の牛をBSE検査の対象外とする一方、地方自治体が自主的に20ヵ月齢以下の牛のBSE検査を行う場合は、消費者の不安を払拭し、生産・流通の現場における混乱を回避する観点から、国庫補助(最長3年)を行うこととし、今日に至っています。日本におけるBSE対策は、トレーサビリティ、飼料規制、SRMの除去とともに全頭のBSEスクリーニング検査が実施されてきたことによって、市場におけるBSEリスクの排除、弱齢牛からのBSEプリオンの発見などにつながり、消費者はこれまで国産牛肉の安全性を実感することができました。 このような中、国は、「20ヵ月齢以下の牛のBSE検査に要する国庫補助について、2008年7月末をもって打ち切る」としています。依然としてBSEについては、未解明な部分が多く、BSEのリスクをよりいっそう低減させるためには、20ヵ月齢以下の牛を含めた全頭検査を継続する必要があります。すでに2008年度全頭検査を継続すると表明した自治体もあります。
つきましては、これらの状況を回避し、より一層、国産牛肉の安全性確保のために、下記の事項について要望します。記 1、国は20ヵ月齢以下の牛のBSE検査に要する国庫補助を継続すること
2、BSEの発生原因や感染経路・発症のメカニズムの解明をすること