県連速報
第238号(2009.3.13)


講師の金子勝さん(慶応義塾大学教授)
●消費税率引き上げをやめさせるネットワーク宮城が「おだづなヨ!!消費税アップ!?緊急学習会第6弾」を開催しました。

 3月10日(火)太白区文化センターの楽楽楽(ららら)ホールにおいて、学習会が開催され、550人の参加者がありました。 沼倉優子代表世話人(みやぎ生協副理事長)による主催者挨拶の後、学習会に入りました。
 講師は、テレビでもおなじみの金子勝さん(慶応義塾大学教授)を招いて、『世界同時不況がきた!〜どうなる日本、くらしと地域経済〜』と題してご講演いただきました。輸出に過度に依存したわが国の現状、目先の利益のために雇用を拡大した低賃金の非正規労働者の急増と将来への不安から、その結果としての国内消費の縮小など、こうなることを予測して発言してきた金子先生の講演は分かりやすく、うなづくことが多いものでした。日本を再生していくためには、“今は「非常識」となっていることが「常識」になるような大きな転換をしていかなくてはいけない”そんな日本に住んでいることを再認識させられた講演会でした。

【消費税ネットからのお知らせ】

 国の予算関連法案の「付則」に2011年度消費税増税が明記されたことは、重大な問題です。海外では税率を引き下げているのに日本は上げようとしている、このことを多くの人たちへ訴える行動をします。消費税が導入されて20年という節目に、消費税ネット以外の消費税反対の運動を行なっている県内の他団体(消費税をなくす宮城の会、消費税廃止宮城県各界連絡会)と共同で街頭行動を実施します。

 ◇日 時:4月1日(水)12:00〜13:00
 ◇場 所:仙台市青葉区一番町フォーラス前
 
●みやぎ生協が「みやぎの環境保全米」の県内一斉発売にあわせ、スタートイベントを開催しました。

 3月12日(木)みやぎ生協幸町店において、JA全農みやぎと(株)パールライス宮城の担当者と一緒に行ないました。店内でのマネキンによる試食販売、宮城米キャンペーンキャラクターによる「おにぎり・ポケットティシュ・パンフレット」配布などがありました。マスコミの取材もあり、店内はとても賑わっていました。
 おにぎりは、環境保全米ひとめぼれで、食味を実感いただくために塩も具在も入れない、おにぎりでした。メンバーからは、「もちもちして粘りもあり、甘味があり、とてもおいしい。」「おいしければ、価格はさほど気にしない。」など、好評でした。

*環境保全米とは* 
 JAS法(日本農林規格)で承認された有機栽培や、農林水産省の特別栽培米に係る表示ガイドラインによって認定された特別栽培米の総称と定めました。いずれも、土づくりを行い、農薬や化学肥料を全く使用しないか、県基準の半分以下の使用に留めた栽培方法によりつくられたお米です。
 環境負担を減らし、みやぎの環境を良くしようと生産者が農薬や化学肥料の使用を抑え、地域の土や水、生きものを守り育むなど、自然環境や生態系を保全しながら「安全・安心」を目的として取り組んでいます。


≪お知らせ≫
*宮城県生協連で異動がありましたので、お知らせします。
  野崎 和夫さん 宮城県生協連事務局次長(3月9日付)
  堤 恵美子さん 宮城県生協連事務局・嘱託職員(3月21日付)

*宮城県生協連の事務局員 齋藤やよいさんが、3月20日付をもって退職されます。18年間、県連のためにご尽力いただきましたことに、感謝いたします。