県連速報
第248号(2009.06.24)

【報告】
●消費税率引き上げをやめさせるネットワーク宮城「2009年度第7回総会&記念講演」が開催されました。

 
総会の様子
講師の菊池英博さん(経済アナリスト)

6月23日(火)仙台市戦災復興記念館5階会議室において、消費税率引き上げをやめさせるネットワーク宮城の「2009年度第7回総会&記念講演」が開催され、生協、消費者団体、日専連、宮商連、宮城県百貨店協会などの関係者、事業者、一般市民など67人が参加しました。

 黒澤武彦世話人(仙台市商業政策協議会会長)の開会挨拶のあと沼倉優子代表世話人(みやぎ生協副理事長)が議長に選出され、提案された第1号議案の平成20年度活動報告並びに決算承認の件、監査報告、第2号議案の平成21年度活動方針並びに収支予算決定の件、第3号議案の役員選任の件の全議案が承認されました。

 参加者2人から意見発表があり、個人事業者の立場から、現在消費税が商品価格になかなか転嫁できない現状についての話、生活者の立場から、収入は依然として減少傾向で、家計は節約・我慢が限界状態になってきている話など、消費税増税に断固反対という意見の発表がそれぞれの立場からありました。続いて、佐藤妙子さん(みやぎ生協理事)から総会アピールの提案があり、採択されました。

 議事終了後、『「消費税半額が国を救う」〜日本は財政危機ではない、政策を全面的に転換すべきだ!〜』と題して、経済アナリストの菊池英博さんにご講演いただきました。菊池さんは、日本は世界一の金融資産を持つ債権国であり、財源はいくらでもあると、政府の現状を鋭く批判されました。政府は景気振興策を取り、税収が増加する税制を創っておけば、消費税は引き下げられると話され、当ネットワークのような活動を継続し、広めていくことが重要だと締めくくりました。