県連速報
第281号(2010.08.07)

●「消費者行政の充実強化をすすめる懇談会みやぎ」食品の安全行政部会は、『遺伝子組換米の栽培実験圃場』の見学会を行いました。

 
遺伝子組換え作物の栽培状況および交雑・混入防止等、どのように栽培実験が行なわれているのか、実際に圃場を見て、その取り組み内容を知る見学会を8月5日(木)に開催しました。「消費者懇談会みやぎ」構成団体から24名の参加がありました。

 当日は、遺伝子組換えイネの栽培実験が行われている大崎市川渡にある東北大学大学院農学研究科付属複合フィールド教育研究センターを訪問しました。大学院生命科学研究科日出間純准教授より、紫外線UV抵抗性・感受性遺伝子組換えイネの実験概要について説明を受けた後、圃場の見学を行い質疑をおこないました。
 2009年宮城県において「遺伝子組換え作物の栽培指針」が策定されましたが、指針にそったものとなっているかどうか、交雑・混入の恐れはないのか、実験の必要性等について意見交換しました。
 JA中央会からも遺伝子組換え作物をどう考えるべきか、アドバイザーとして参加いただきました。食品の安全性の確保と遺伝子組換え技術の活用について考える見学会となりました。

 午後からは、JAみどりので栽培されている地域循環米と、その堆肥を製作しているみやぎ生協リサイクルセンターの見学を行いました。