県連速報
第282号(2010.08.23)

822日(日)尚絅学院中学・高等学校礼拝堂において、『被爆ピアノ 響け!平和の音色 チャリティーコンサートin仙台・尚絅学院』を開催し、450人の参加者がありました。

 国連平和デー被爆ピアノ平和コンサート実行委員会は、被爆65周年にあたる20109月、国連本部のあるニューヨークでの「被爆ピアノ平和コンサート」実現を目指しています。
 被爆したピアノ9台の中の1台が、仙台市在住の方が所有されており、コンサートに貸し出すことになりました。これを受け、宮城県生協連、みやぎ生協、みやぎ憲法九条の会、尚絅学院中学・高等学校の先生方が集まり、仙台実行委員会を立ち上げ、国連本部でのコンサートの実現のための、チャリティーコンサートを企画・開催しました。

 はじめに、仙台実行委員会を代表して、宮城県生協連の齋藤昭子会長理事が開会挨拶をしました。続いて、尚絅学院中学・高等学校音楽科教論 小川祐弥さんのピアノ演奏がありました。65年前に原子爆弾に拠って傷ついたと思えない、すばらしい音色でした。その後、宮城県原爆被害者の会事務局長の木村緋紗子さんから、8歳の時の広島での被爆体験のお話があり、被爆ピアノを通じて、宮城県内で核廃絶の動きを強めてほしいとお話されました。後半は、高橋絵里さん、尚絅学院中学・高等学校合唱団、尚絅学院音楽教室少年少女合唱団による演奏と合唱がありました。

 コンサート終了後、会場出口の募金箱を持つ子どもたちに多くの方々が募金してくださいました。
 募金は目標金額をはるかに上回る415,991円となりました。この募金は全額、ニューヨークでの被爆ピアノコンサート費用になります。
 皆様のご支援・ご協力に感謝いたします。

〜Program〜


≪ピアノ演奏≫ 小川 祐弥さん
J.S.バッハ作曲/イタリア協奏曲 BWV.971
J.S.バッハ=F.ブゾーニ作曲/シャコンヌヴァイオリンの為のパルティータ BWV.1004より
・F.ショパン作曲/3つのマズルカ op.59

≪被爆者のお話し≫ 木村 緋紗子さん

≪ソプラノ≫ 高橋 絵里さん
・カッチーニ作曲/アヴェ・マリア

≪合唱≫
尚絅学院中学・高等学校合唱団
・コダーイ作曲/天使と羊飼い
尚絅学院音楽教室少年少女合唱団
・「美しい大地は」讃美歌
小川祐弥さんのピアノ演奏 宮城県原爆被害者の会の木村緋紗子さんのお話 被爆ピアノの音色に聞き入る参加者の皆さん
高橋絵里さん、尚絅学院中学・高等学校合唱団の歌声 尚絅学院音楽教室少年少女合唱団と参加者 多くの方々に募金にご協力をいただきました