県連速報
第339号(2012.06.21)

●6月19日(火)、消費税率引き上げをやめさせるネットワーク宮城の「2012年度第10回総会&記念講演」が開催されました。

 6月19日(火)仙台市太白区文化センター楽楽楽ホールにおいて、消費税率引き上げをやめさせるネットワーク宮城の「2012年度第10回総会&記念講演」が開催され、生協、消費者団体、日専連、宮商連、宮城県百貨店協会などの関係者、事業者、一般市民など250人が参加しました。
 
沼倉優子代表世話人(みやぎ生協副理事長)が議長に選出され、提案された第1号議案の平成23年度活動報告・決算承認の件、監査報告、第2号議案の平成24年度活動方針・収支予算決定の件、第3号議案の役員選任の件の全議案が承認されました。続いて、鈴木由美さんから総会アピール(PDF)の提案があり、採択されました。
 記念講演は、主催団体が消費税率引き上げをやめさせるネットワーク宮城、協賛団体に消費税廃止宮城県各界連と消費税をなくす宮城の会で開催され250人が台風の影響による悪天候の中ご参加くださいました。
 講師に慶應義塾大学経済学部の金子勝教授をお迎えし、『「一体改革論」と消費税増税のカラクリ』と題して、ご講演いただきました。はじめに、福島原発事故後の東京電力と政府の対応を批判されていました。また、日々感じていることについて、『「生活」と起きていることの非合理性』に怒り、『崩壊しつつある政党政治』落胆しているそうです。放射能汚染問題もTPPも消費税増税も、すべてが大企業を優先した国策になっていて、そのことを、メディアは国民に示さず、逆に本論をごまかそうとしていると話されました。「 『社会保障と税の一体改革』と言いながら、各種税制の中で、公平性のある税金はあるのか、財源を生み出すための施策は何がいいのかなどの討議を何もやっておらず、社会保障もまったく改善されていない、国民はウソを見抜く力を持たなければならない」と強く訴えました。
 伊藤貞夫代表世話人(宮城県商工団体連合会会長)が、カンパの呼びかけと閉会挨拶を行い終了しました。なお、カンパは、100,680円が寄せられました。
講師の金子勝教授 講演の様子