県連速報
第345号(2012.08.02)

81日(水)「消費者行政の充実強化をすすめる懇談会みやぎ」(以下、消費者懇と略す)食品安全行政部会で、放射性物質検査室の見学会を開催しました。


 宮城県南部は福島原発から43キロ〜100キロの所に位置します。そして、丸森町、角田市、白石市、七ヶ宿町、大河原町、亘理町、山元町、栗原市、石巻市の9市町は「除染特別地域及び汚染状況重点調査地域の指定」を受けました。
 国や県からの助成を受け、放射性物質検査機器を導入した市町村が何箇所かありますが、今回、見学に行きました大河原町は、県、町、民間3箇所の検査室があるので、検査体制や検査状況、検査機器など、実際に見学させていただきました。
 81日(水)消費者懇の食の安全行政部会の構成メンバーなど、15人が参加しました。
 はじめに、大河原町総務課の鈴木邦弘課長補佐(放射能対策次長兼務)から説明を受け、検査機器は3台(消費者庁からの貸与・県の活性化基金からのもの・町独自のもの)のシンチレーションカウンターがあり、学校給食、町民からや農協からの依頼に無料で対応しているとのことです。
 次に、宮城県大河原地方振興事務所の農業改良普及センター内にある検査室を見学しました。鈴木秀人技術次長の説明を受け、検査機器は1台で、管内の農協や産直店からの依頼に対応しているとのことです。
 最後に、民間の検査室「みんなの放射線測定室てとてと」で、代表の北林康さんから説明を受けました。検査機器1台で、一般の消費者の依頼に有料で対応しています。
 みやぎ生協大河原店の集会室において、2012年度第1回食の安全行政部会を開催し、2012年度の活動方針、活動計画について協議し、見学や学習会等を踏まえ、今後の行政施策に反映させるようにすることを確認しました。

大河原町鈴木邦弘課長補佐(右)

大河原地方振興事務所鈴木秀人技術次長(右)

てとてと代表の北林康さん