県連速報
第355号(2012.11.06)

●11月5日(月)、「TPPから食と暮らし・いのちを守るネットワーク宮城」主催による“第2回TPPカフェみやぎ”が開催されました。

 
TPPカフェみやぎ”は、TPPの様々な分野の危険性を、多くの方々に理解してもらえるよう、参加者に分かりやすく説明し、お茶を飲みながら、ざっくばらんに意見交換できる場として企画しました。
 4回にわたって行い、それぞれ第1回はJA宮城中央会、第2回は宮城県生協連、第3回と第4回は東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センターの運営・企画で開催しています。

  「第2TPPカフェみやぎ」が、115日(月)1800から東北学院サテライトステーション(仙台市青葉区一番町)で開催され、農業、漁業関係者、消費者、一般市民など16人が参加しました。2回は、「消費者視点での食の安全・安心」をテーマに開催されました。
 講師にみやぎ生協産直推進本部長補佐の齋藤清治さんを迎え、TPPが農業・暮らし・地域社会に与える影響について、1時間ほど講演いただきました。齋藤さんからは、生協が目指している「協同の力で人間らしい暮らしを創造し、持続可能な社会を実現」や「食の安全、自給率向上、環境保全、日本型食生活推進」からもTPPは相容れないこと。TPPに日本が参加したら、現状でも瀕死の日本の食・農業、食の安全など多くの分野で「アメリカ式のルール」が持ち込まれ国の「食料主権」「国家主権」が奪われること。食の安全を求める国民的運動へ大打撃を与えることなどについて、お話されました。
 

 参加者からは、国産、県産の農産物を買い支えていくことの重要性や、遺伝子組換え食品が広がる危険性、韓国FTAの問題点、TPPの情報を提供していくジャーナリズムのあり方などについて、幅広く意見が出されました。
 
政府やマスコミの言うことを見極められるよう、国民11人が消費者力を高め、安ければいいということではなく、自分たちの食をどう確保し安全をどう維持するかについて、考えさせられる企画となりました。

※「TPPから食と暮らし・いのちを守るネットワーク宮城」
201268日、TPPの農林水産業・地域経済および食の安全・暮らしへの影響について県民に広く知らせることを目的に、宮城県内の24団体で結成したネットワークです。TPPの学習会・街頭宣伝など様々な活動を行っております。