県連速報
第354号(2012.10.18)

2012年度灯油学習会」を開催しました。

 1018日(木)午前10時30分よりフォレスト仙台第56会議室において、『2012年度灯油学習会』を開催しました。2012年度宮城県生協連灯油モニター、みやぎ生協、生協あいコープみやぎから100人が参加しました。

 はじめに、宮城県生協連の野崎和夫専務理事(県連灯油対策本部長)が開会挨拶を行いました。
 続いて、生協灯油DVD紙芝居「ホッとする約束」(2009年度作成)を上映しました。

 その後、「今年の冬の灯油事情について」と題して、みやぎ生協共同購入商品本部燃料・家電グループの木村孝統括からお話がありました。生活必需品である灯油の価格が、石油需給の動向や、紛争・事件などによる地政学上の問題、国際的な投資・投機資金として金融商品化されることにより、日々変動しており、石油元売は毎週価格改定をしてきていること。この間の石油情勢について、10月から12月の見通しとしては、中東原油価格は105〜115ドルと想定し、為替の変動は少ないと見ていること。国内灯油の在庫量については、91日現在2,728klと昨年より345kl少ない状況だが、2010年同時期より548kl多いこと、エルニーニョによる暖冬予測・オール電化などによる石油需要の減速、さらに仙台・鹿島・千葉製油所が稼動していることから見て在庫不足による仕切価格への影響は少ないと考えていることなど説明されました。

 続いて、「石油安定供給の取組みについて」と題して、東北経済産業局資源エネルギー環境部資源・燃料課の阿部洋士係長からお話がありました。東日本大震災により、東北の石油供給の拠点となる仙台製油所や塩竃油槽所を始め、太平洋側の石油基地が操業停止となりました。被災地がパニックになったことを受け、災害時における石油の供給不足への対処等のための石油の備蓄の確保等に関する法律が一部改正になり、海外からの石油の供給不足時だけでなく、災害時による国内の特定の地域への石油の供給不足時にも、石油製品の国家備蓄を放出できるよう、発動要件を見直されたことの報告がありました。 

 みやぎ生協共同購入運営本部の柴崎系課長から、「安心・便利な生協灯油」についての説明がありました。


●「2012年度宮城県生協連灯油モニター説明会」を開催しました。 

 10月18日(木)午後1時よりフォレスト仙台第56会議室において、「2012年度宮城県生協連灯油モニター説明会」を開催しました。
 今年度は、みやぎ生協と生協あいコープみやぎから60人の登録があり、41人の灯油モニターが参加しました。灯油モニターの価格調査の意義と重要性や価格調査に関する調査方法、報告のルールについて確認し、正確な調査を行うために、情報交換を行いました。