第367号(2013.03.01)
●3月1日(金)、消費者行政の充実強化をすする懇談会みやぎ(以下、消費者懇)主催で、震災復興応援・学習会「見守り活動で防ぐ高齢者被害」を開催し50人が参加しました。
震災後、リフォームや訪問販売などの高齢者に関する消費生活相談が急増中です。悪質業者は不安をあおり、親切にして信用させ、年金・貯蓄などの大切な財産を狙います。義援金や見舞金をすべて失ってしまう被害も報告されています。被害を防ぐためには、まず、私たちが身近な実例を知ること。そして、家族や周囲の人たちが、高齢者を見守ること。「知らない業者さんが出入りしている」「一人暮らしなのにお布団がいっぱい」など、気づきのポイントがいろいろあります。
3月1日(金)、宮城県と仙台市からの後援をいただき、消費者懇主催による震災復興応援・学習会『見守り活動で防ぐ高齢者被害』を開催し50人の参加がありました。齋藤昭子座長(宮城県生協連会長理事)の挨拶があり、続いて、「ご用心!!狙われる高齢者〜周囲の人の“見守り”がカギ〜」をテーマに、NPO法人エールの和田英子副理事長を講師に学習しました。実際に高齢者の被害相談から救済までを手がけている観点から、実例等を交えながら、高齢者被害の特徴、気付いたときの対処法などお話いただきました。お話の合間に、寸劇を交えながら、みんなで始める高齢者・障害者の見守り活動のポイントを一緒に考えていける学習会となりました。
その後、構成団体からの見守り活動の報告として、松島医療生協の千葉冨二子さんから「助け合い活動から見えてくるもの」、みやぎ生協の五十嵐圭樹さんから「みやぎ生協の見守り活動について」の報告がありました。
高齢者被害の特徴として、問題が長期化しやすいこと、生死に直結すること、複合性・多発性があることなどが分かりました。何かおかしいと感じたら隣近所・行政の福祉課・警察など、とにかく誰かに連絡することが重要だと感じました。
NPO法人エールの和田英子副理事長 寸劇の様子 松島医療生協の千葉冨二子さん みやぎ生協の五十嵐圭樹さん