県連速報
第413号(2014.04.11)

●4月10日(木)午前11時から県政記者会にて、宮城県生協連「家計モニター」による【2013年家計調査のまとめ】と【2013年消費税しらべ】についての記者発表を行いました。

 はじめに、加藤房子県連常務理事が、生協の家計簿を使った家計モニター登録226世帯による家計調査の概要と、2013年(112月)の特徴について、3050歳代の妻の収入が前年よリ増加したこと、収入が伸びない中、社会保険料合計は料率アップで5年間増えていること、消費支出では、猛暑と寒波だったことと、電気料金の値上げや灯油の高値などの影響で水光熱費が増えたこと、震災の医療費減免が終了したことにより保健医療費が増加したことなどを説明しました。

 続いて、みやぎ生協家計担当事務局の佐藤啓子さんから、『くらしのひろば2013年』の集計結果について、「収入・支出は昨年同様、震災の影響が続いており、家の補修、車の買い替えなどにより例年より高めである。妻の給与・賞与の金額が昨年より増加したこと、5年前より給与が増えないにもかかわらず、復興増税や社会保険料の料率引き上げに伴い手取り収入が減少している。しかし、通信費だけは5年間連続で増加していて、スマートフォンへの切り替えなどが影響していると考えられる。2013年の消費税しらべによると、例年1516万円で推移していたが今年も、車の買い替えや震災による家の修理などがあったため、173,151円だった。収入の少ない人ほど負担割合が大きくなっている。特に、年金世帯への負担が大きい。」と説明しました。

 最後に、「増税ラッシュ、社会保険料の増と家計には大変な状況である。家計簿をつけることで支出の見直しができ、制度改定や値上げなどに振り回されることなく、貯蓄のできる家計になっていく。」と訴えました。

【取材マスコミ】 NHK仙台放送局、東北放送、宮城テレビ、河北新報、朝日新聞、日本経済新聞


・くらしのひろば2013年(1月~12月)PDF
・家計モニター消費税しらべ2013年(1月~12月)PDF