県連速報
第448号(2015.4.14)

●宮城県生協連「家計モニター」による【2014年家計調査のまとめ】と【2014年消費税しらべ】についての記者発表を行いました

 4月14日(火)午前1030分から県政記者会にて、宮城県生協連「家計モニター」による「2014年家計調査のまとめ」と「2014年消費税しらべ」についての記者発表を行いました。

 はじめに、加藤房子県連常務理事が、生協の家計簿を使った家計モニター登録218世帯による家計調査の概要と、2014年(112月)の特徴について、「夫の給与が前年との比較(年額)で▲169,368円、10年前との比較(年額)では▲424,068円と大幅に減少している。一方で、働く妻の収入は毎年増え続けており、前年との比較(年額)で+89,556円、10年前との比較(年額)では+383,976円と大幅に増加している。復興所得税、住民税の復興増税均等割の影響で税金が増加している。4月から消費税が8%に引き上げられたにもかかわらず、消費支出は前年より減少した。」と説明しました。


 続いて、みやぎ生協家計担当事務局の佐藤啓子さんから、『くらしのひろば2014年』の集計結果について、「収入の減少と支出の増加で、くらしは苦しくなっている。税金は働く妻の影響による増加で、社会保険料も毎年右肩上がりである。消費支出は、消費税が8%になったにもかかわらず、前年より減少していることは、いかに節約生活かがうかがえる。」と説明しました。
 「年間消費税しらべ」については、前年より54,021円増加し、すべての年代で増えており、特に年金世帯には大きな負担になっていると説明しました。

 私たちの暮らしは、社会と密接な関わりを持っており、税金や社会保障制度の変化や経済情勢の変化は、家庭にも大きな影響を及ぼします。暮らしを良くするためには、現状を把握することが重要です。収入を総支給額で把握して家計簿をつけることで、景気の動向や物価の動き、税金や社会保障制度が私たちの暮らしに密接な関わりがあることが実感できます。
今後も、暮らしの実情を分析し、発信していきます。

※詳しくはコチラ
①2014年1月~12月家計調査のまとめ「くらしのひろば」  (報告書:PDF)
②2014年1月~12月消費税しらべ報告 (報告書:PDF)


 ←記者発表の様子

【取材マスコミ】  
仙台放送、東日本放送、河北新報、朝日新聞、毎日新聞社
    


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