558号(2018.06.07)

●6月6日(水)消費税率引き上げをやめさせるネットワーク宮城の「2018年度第16回総会&記念講演」が開催されました

6月6日(水)仙台福祉プラザ2階ふれあいホールにおいて、消費税率引き上げをやめさせるネットワーク宮城の「2018年度第16回総会&記念講演」が開催され、生協、消費者団体、日専連、宮商連などの関係者、事業者、一般市民など220人が参加しました。

三戸部尚一代表世話人(宮城県商工団体連合会会長)の開会挨拶後、大越健治代表世話人(みやぎ生協専務理事)を議長に、第16回総会がすすめられました。野崎和夫事務局長(宮城県生協連専務理事)から、第1号議案の2017年度活動報告・決算承認の件、第2号議案の2018年度活動方針・収支予算決定の件、第3号議案の役員選任の件の提案がありました。
その後、全議案が承認されました。監査について会計監査人の佐藤誠志さん(仙台アパレル小売専門店協会副会長)からご報告いただきました。総会アピールの提案を泉田みつ子さん(仙台民商 副会長)が行い、採択されました。

記念講演は講師に経済ジャーナリストの荻原博子さんをお迎えし、『これからの増税ラッシュにどう備える?~老後の幸せのために~』と題して、ご講演いただきました。
「国民には増税をしておきながら、一方で、森友・加計学園のようなことがあることに怒りを感じる。最近では、30歳代でも老後のくらしに不安を感じるようになってきている。要因としては、社会保障費が年々削減されていることや雇用形態が変わってきたこと、長生きすることがリスクになってきたことなどから年金への不安、仕事への不安、健康への不安が上げられる。現実に即した老後プランを考えるためには、自分たちの老後の生活にはどのくらいかかりそうなのか、現実的な公的年金支給額がいくらなのかということを具体的に知っておく必要がある。まず『50歳までにプラスマイナスゼロ』を目指すという計画を立てる。50歳を迎える前に老後に備えたお金というプラス部分はなくても、住宅ローンを繰上返済して借金ゼロ、子どもは社会人になって教育費ゼロの状態にしておく」など、具体的に例を上げお話されました。そして、結論として、長生きリスクに対応するためには今は、現金で貯蓄することが大切。合言葉は“借金を返して、現金をためる”と強くお話されました。
参加者は、家計から経済・税金について考える機会となりました。

山口哲男世話人(日専連宮城県連合会会長)が閉会挨拶を行い終了しました。 事前のお申込が会場の定員を超えたことから、お申込をお断りするような状況でしたが、当日来場されない方もおり、今後の検討課題としたいと思います。

総会アピール文(PDF)

     
 三戸部尚一代表世話人から開会の挨拶  議案提案の様子  総会アピール提案の様子
     
 記念講演講師の荻原博子さん
(経済ジャーナリスト)
 会場の様子  山口哲男世話人から閉会の挨拶



      

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