590号(2019.09.27)

●9月25日(水)『消費者のくらしと権利を守る第40回宮城県生協組合員集会』を開催しました

仙台サンプラザホールにおいて、「消費者のくらしと権利を守る第40回宮城県生協組合員集会」が開催され、宮城県生協連加盟単協から924人が集まりました。司会は、東北大学生活協同組合常務理事・学生委員長の笹川菜々子さんが行いました。

宮本弘会長理事から主催者挨拶があり、ご来賓として、公明党宮城県本部副幹事長で仙台市議会議員の鈴木広康様、立憲民主党宮城県連合幹事長の鎌田さゆり様、国民民主党宮城県総支部連合会代表で参議院議員の桜井充様、日本共産党宮城県委員会委員の金田基様、社会民主党宮城県連合幹事長で仙台市議団代表の辻隆一様からご挨拶いただきました。自由民主党宮城県支部連合会会長で衆議院議員の西村明宏様からのメッセージを紹介しました。

続いて、宮城県生協連会員生協の活動について、生活協同組合あいコープみやぎ理事の安部有理さんから紹介がありました。

次に、『メディアが報じないこと~いま日本で何が起きているのか?!~』と題して、講師に国際ジャーナリストの堤未果さんをお迎えし講演を行いました。
「『強欲資本主義』が、いま自国アメリカだけでなく世界中を飲み込もうとしている。そして日本もそのターゲットのひとつである。株主、経営者、仕入先、生産者、販売先、労働力、特許、消費者、税金対策用本社機能にいたるまで、あらゆるものが多国籍化されてゆく。そして、国民の水や医療、農業、食といった私たちの命や安全・安心を支えている公共の資産やサービスが、投資家にとってのビジネスチャンスになっている。201812月に水道法を改正し、水道事業において運営権を民間企業に売却するコンセッション方式の導入を可能にした。20174月に「主要農作物種子法を廃止する法律案」が成立し、主要農作物の種子のノウハウを民間に提供することになった。しかし、国民にとって大事な法改正にも関わらず、多くの国民には知らされない。テレビなどの番組でいっせいに同じ報道を行っているときには、国会で国民にとって重要な法律を審議しているときが多いので注意が必要。選挙やパブリックコメント提出など、自分の意思を伝える手段がある。自分たちの中にある『変えられない』という無力感をなくすことで、必ず状況は変わると信じて行動を起こしてほしい。」と話されました。

その後、みやぎ生活協同組合理事の藤本富江さんから、集会決議が提案され、満場の拍手で採択されました。

最後に、実行委員全員が各所属生協のはっぴを着用しのぼり旗を掲げ、ステージ上に並び、実行委員長(みやぎ生活協同組合理事)の反畑明実さんの音頭に合わせ、会場の参加者と元気にシュプレヒコールを行いました。  

集会終了後、堤未果さんの書籍販売とサイン会を開催し、多くの参加者で大盛況で終了しました。


***集会テーマ***
一.「平和とよりよき生活」のため、憲法を守りくらしに生かすことを求めます。
一、復興の実情をふまえた、くらしの再生・再建のための施策の実施を求めます。
一、消費税率引き上げに反対し、格差社会の是正のため貧困対策や社会保障の充実を求めます。
一、すべての原発を廃止し、自然エネルギーを中心としたエネルギー政策への転換を求めます。
一、灯油の適正価格と安定供給を求めます。


 宮本弘会長理事の挨拶  ご来賓の皆さ 司会の笹川菜々子さん
会員生協の活動紹介 講師の堤未果さん(国際ジャーナリスト)
 集会決議の提案  会場の様子  実行委員と参加者によるシュプレヒコール


      

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