648号(2022.04.11)

●「アルプス処理水海洋放出に反対する署名」4・8署名提出報告集会開催報告

みやぎ生協・コープふくしま、宮城県漁協、宮城県生協連、福島県生協連が呼びかけ人となり、昨年6月より取り組み始めた「アルプス処理水海洋放出に反対する署名」は、3月24日現在で179,093筆集まり、先日3月30日(水)に経済産業省ならびに東京電力ホールデイングス株式会社に対し、代表団による署名提出要請行動を行いました。

この間、宮城、福島両県をはじめとして全国各地からこの運動に共感いただき、署名の取り組みを進めていただいています。

これまでの取り組みの報告と、署名に取り組んでいただいた全国の団体との活動交流を行い、さらなる運動の前進をはかるために、4月8日(金)に「署名提出報告集会」を開催しました。フォレスト仙台第1フォレストホールをメイン会場として、全国にオンラインで同時配信し、会場45人、オンライン視聴(サテライト会場含む)215人が参加しました。

みやぎ生協の大越健治専務理事の開会挨拶後、みやぎ生協の野中俊吉副理事長から、この間の経過報告と330日の東京電力本社と経済産業省への要請行動について報告があり、続いて宮城県漁業協同組合の寺沢春彦代表理事組合長から、東日本大震災から11年経過した漁業の状況やALPS処理水海洋放出反対に向けた取り組みについて紹介がありました。 次に、多くの署名を寄せていただいた6団体からの報告がありました。いわて生活協同組合の岡部真由美理事から、マンガや動画を作成・活用し組合員・職員に学習を通し広め目標の3万筆を達成したこと。原発をなくす全国連絡会事務局の木下興さんから、13団体で組織しており全国各地での街宣行動や学習会、オンライン集会などにより3万筆集めたこと。東都生活協同組合の橋本好美組合員常任理事から、組合員活動情報誌に署名を掲載し自分事として捉えてもらえるよう呼びかけ13千筆集めたこと。新日本婦人の会宮城県本部の佐々木ゆきえ会長から、福島県本部とともに会員の協力により署名を集めたこと。生業訴訟原告団の服部崇事務局次長から、「海といのちを守る福島ネットワーク」を設立し学習などを通じて署名を呼び掛けたこと。生活協同組合コープおおいたの青木博範理事長から、学習会の開催、署名の呼びかけを店舗掲示や宅配への折り込みなどで呼びかけたことの報告がありました。

続いて、今後の取り組みについて、「アルプス処理水海洋放出に反対する署名」推進事務局の野崎和夫宮城県生協連専務理事から、引き続き6月末、9月末の集約を目指すこと、学習活動を継続し、福島の現状などについて情報発信していくこと、議員や地元自治体への要請に取り組んでいくことについて提案がありました。

みやぎ生協ふくしま県本部の宍戸義広副本部長が閉会挨拶を行い終了しました。

     
 みやぎ生協大越健治専務理事の挨拶  みやぎ生協野中俊吉副理事長  宮城県漁業協同組合寺沢春彦代表理事組合長

 

    


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