1.TPPとは
TPPは環太平洋連携協定Trans-Pacific Partnershipの略称です。TPPの原則は、「関税の撤廃」と「各国の様々なルールやしくみを統一」することです。国境を越えて物が自由に行き来できるようにし、サービス、食品の安全性や医療、雇用、投資などに関するルールや仕組みを統一しようとするのがTPPです。
このTPPには、アメリカ、シンガポール、ニュージーランド、ブルネイ、チリ、オーストラリア、ペルー、マレーシア、ベトナム、メキシコ、カナダに加え、日本の12ヶ国が参加しています。
物品の輸入にかかる関税が撤廃されるとともに、サービス、食品の安全性、投資などに関するルールやしくみが統一され、貿易が活性化することは、一見良いことのように思えますが、大きな問題をはらんでいます。TPPにより、農業への大きな影響や、食品安全基準の緩和や医療の質の低下、生命や財産を守るための規制の変更など、私たちの食と暮らし・いのちへの影響が懸念されています。
宮城県生協連は、「TPPから食とくらし・いのちを守るネットワーク宮城」に参加しています。
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