県連速報
第300号(2011.3.10)

2010年度生協冬灯油暫定価格を変更します。

 仕入価格の高騰により、生協冬灯油の暫定価格を、319日(土)配達分より「お任せ給油」1g94.0円、「個缶価格」1g95.0円に改定します。
 前回価格改定後、仕入価格は、1g当り8円上昇しており、暫定価格改定をせざるを得ない状況です。灯油は生活必需品であること、また、市況の価格状況を勘案して、1g当り6円の改定を実施します。

対象期間

104日〜12月31日 13日〜318 319日〜429
暫定価格
(税込

118g

1g

1缶18g

1g

118g

1g

お任せ給油価格

1,404

78.0

1,584

88.0

1,692

94.0

個缶価格

1,422

79.0

1,604

89.0

1,710

95.0

【価格改定の理由】

  1. WTI原油先物が、10月冬灯油開始から上昇し続け32日には102ドルを越しました。日本の仕切価格に影響するドバイ原油価格は、32110ドルとWTI原油先物を上回っています。今後も上昇する見込みとなっています。国内情勢が緊迫化しているリビア原油の生産量が減少していること、中国・インドの内需拡大、投機マネーの流入が原油価格上昇に繋がっています。さらに、石油元売は原油輸入価格が上がるとその週に反映させ、金曜日に通達で翌日土曜日からの値上げを行ってきています。
  2. 原油価格上昇にともない仕切価格も上昇しています。石油元売の新新仕切り価格体系により、毎週に渡る値上げ通告がされている状態です。生協への仕切り価格も、前回の暫定価格改定以降1g当り8円の上昇となっています。今後も原油高騰が続く可能性があり、さらに仕切価格が上昇する可能性があります。1ドル83円とすると、1バレル当り10ドル価格上昇すると、1g当り5.2円上昇することになります。)
  3. 市況価格は徐々に上がってきています。灯油販売店も、2月は暖冬となり供給が減ったことや、採算度外視のホームセンターの店頭販売などとの競争も厳しく、仕切り価格上昇分をそのまま小売価格に転嫁できない状況にありました。しかし、3月に入り仕入価格上昇が続いていることにより、価格転嫁しはじめ、県連モニター調査価格も若干上昇しています。


*宮城県生協連は、県民の生活を守るために県民の立場にたって、この冬場を安心して暮らせる灯油の数量確保と価格の安定を最優先に行ってもらうよう、今後も、灯油の安定供給を求め運動をすすめてまいります。引き続き生協配達灯油への利用結集をお願い致します。