県連速報
第320号(2011.09.29)

『第32回消費者のくらしと権利を守る宮城県生協組合員集会』を開催しました

 929日(木)フォレスト仙台2階フォレストホールにおいて、『第32回消費者のくらしと権利を守る宮城県生協組合員集会 〜一日も早い復興をめざし、力をあわせ一歩ずつ〜 』が開催され、宮城県生協連加盟生協から571人が集まりました。
 
東日本大震災により、宮城県生協連の加盟生協も被害を受けました。そのようななかで、震災直後から、各生協は被災者、被災地域に対し、物的・人的など様々な支援を行ってまいりました。今年度の組合員集会は、震災後ということもあり、規模を縮小して、会員生協の今後の復旧・復興に向けた思いを共有する内容となりました。
 はじめに、齋藤昭子会長理事から主催者挨拶があり、来賓として、民主党宮城県総支部連合会副幹事長 仙台市議会議員 岡本あき子様自由民主党宮城県支部連合会会長 衆議院議員 小野寺五典様、公明党宮城県本部幹事長 笠原哲様、日本共産党宮城県委員会元仙台市議団長 福島かずえ様、社会民主党宮城県連合代表 菅野哲雄様、みんなの党宮城県支部支部長 菊地文博様からご挨拶いただきました。
 次に、「震災後の復旧・復興に向けた会員生協の取組報告」を松島医療生活協同組合の青井克夫専務理事、みやぎ生活協同組合の高橋朋子理事、生活協同組合あいコープみやぎの鈴木智子理事、東北大学生活協同組合理事会室事務局の鈴木歩さん、宮城労働者共済生活協同組合管理部総務課の鈴木俊雄課長の5人からありました。松島医療生協からの映像による報告には、涙ぐむ方もいらっしゃいました。
 
その後、学習講演として、フリーアナウンサーの魚住由紀さんを講師に、『被災者に寄り添い 協同で築くまちづくり』という演題で、ご講演いただきました。
 魚住さんは、阪神・淡路大震災を経験し、「被災者に向けた、被災者のための、被災者の支えとなる番組」のパーソナリティーとして現在もご活躍中で、東日本大震災の直後から、被災者を支援するボランティアなどに参加されており、震災後16年が経過した神戸の実態、阪神大震災の教訓は活かされているのか、震災は社会の弱い部分をあぶりだす形になっている、そのため、何が起きているのか見過ごさず、発信していくことが求められていると話されました。
 続いて、みやぎ県南医療生協の梅津敏夫専務理事から集会決議の提案があり、集会決議を採択しました。
 県連副会長理事で東北大学生協の佐藤和之専務理事の閉会挨拶後、集会は終了しました。
 なお、講師の魚住由紀さんから、被災地支援として講演料を「東日本大震災被害産直生産者への支援募金」に寄付していただきましたことを、ご報告いたします。
講師フリーアナウンサーの魚住由紀さん
学習講演『被災者に寄り添い 協同で築くまちづくり』
会場いっぱいに集まった組合員。
みやぎ県南医療生協の梅津敏夫専務理事から集会決議の提案
拍手で集会決議は採択されました。