県連速報
第361号(2012.12.12)

●12月10日(月)東京エレクトロンホール宮城大ホールにおいて、『TPP交渉参加反対宮城県民集会』が開催され、TPPネットワーク宮城加盟27団体の農協、漁協、森林組合、商業者、生協関係、医療関係、消費者団体などから、約1,000人が参加しました。

 はじめに、ネットワーク代表世話人で宮城県農業協同組合中央会の菅原章夫会長が主催者挨拶を行いました。続いて、学習講演として、『TPPの国民生活への影響』と題して、ノンフィクション作家の関岡英之さんにご講演いただきました。菅元首相が突然言い出した「TPPへの交渉参加」について、アメリカが日本に出していた「年次改革要望書」に追従していることが要因であると話されました。そして、TPP参加推進派が言っている「TPPに参加しないと日本は取り残される。」「TPPに参加しないと日本は韓国に負ける。」「日本の農業は閉鎖的。」はウソであるとも話されました。
 その後、みやぎ生協の沼倉優子副理事長、宮城県民主医療機関連合会の高橋敦子事務局員、東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センター事務局長の菊池修弁護士、宮城県漁業協同組合青年部の鈴木芳則部長、宮城県農協青年連盟の寒風澤敦司委員長の5人から、TPP交渉参加に断固反対の力強い意見表明をいただきました。集会アピールについて、宮城県森林組合連合会指導部の長島昌幸次長から提案があり、満場の拍手をもって採択されました。
 閉会挨拶を、ネットワーク代表世話人で宮城県生協連の齋藤昭子会長理事が行った後、参加者は横断幕やのぼりを手に仙台市青葉区商店街をデモ行進しました。
講師の関岡英之さん 宮城県農協青年連盟有志による寸劇 デモ行進の様子
1211日(火)、JX日鉱日石エネルギー(株)東北支店に対して「家庭用灯油に関する要請書」を提出しました。

 1211日(火)JX日鉱日石エネルギー(株)東北支店に対し「家庭用灯油に関する要請書」(PDF)を、岩手県生協連の吉田敏恵専務理事が、堀江幸郎業務グループマネージャーに提出しました。
 その後、堀江マネージャーから石油情勢、灯油在庫量や石油元売会社としての取組についての詳しい説明がありました。参加者からは、「石油業界をあげて適正価格と安定供給に取組んでほしい。」「灯油だけが値上げされやすい状況にあるのではないか。」「不測の事態への対応」など意見・要望が出されました。
◆参加者◆
【JX日鉱日石エネルギー(株)東北支店】
堀江幸郎業務グループマネージャー・藤井勝実担当マネージャー・菊野英樹担当マネージャー
【生協連】
野崎和夫専務理事(宮城県生協連)、斉藤浩輝(日本生協連)
吉田敏恵専務理事(岩手県生協連)、千田博之部長(岩手県学校生協事業部)
木村孝統括・佐藤啓子事務局員(みやぎ生協)