県連速報
第385号(2013.07.16)

●713日(土)、宮城県生協連は「宮城の浜と水産業の再生・発展を応援する緊急シンポジウム」を開催しました。 

 7月13()、みやぎ生協文化会館ウィズにおいて、「宮城の浜と水産業の再生・発展を応援する緊急シンポジウム」を、宮城県生協連主催、東日本大震災復旧・復興支援県民センター、水産特区を考える市民の会の協力で開催しました。生協組合員・職員、漁業・水産業関係者、市民など110人が参加しました。

 
シンポジウムでは、はじめに東京海洋大学准教授濱田武士さんから、「宮城の浜の再生と水産業の復興について~漁業権をめぐる諸問題と協同組合の役割~」について、学習講演が行われました。
 その後、「宮城の浜と水産業の再生・発展のために」をテーマにパネルディスカッションが行われました。そのなかでは、石巻魚市場株式会社代表取締役須能邦雄さん、浜のおかあさん・宮城県漁協女性部連絡協議会会長畠山悦子さん、全国漁業協同同組合連合会漁政部長高浜彰さん、京都生活協同組合職員ボランティア福永晋介さん、東日本大震災復旧復興支援みやぎ県民センター代表世話人綱島不二雄さんの5人から報告がありました。「漁業の危機は、認識の危機からはじまっている」「海の暮らしと生業の再生が必要」「漁業権管理における協同組合の役割」「助け合いとしての協同組合精神」「風評被害に負けないで買い支える」「消費者と生産者の結びつきの大切さ」等について討議されました。水産特区については、漁業権の面からどんな影響があるのか話されました。

 最後に水産特区市民の会の河相一成さんがまとめを行い、齋藤昭子県連会長理事がシンポジウムのアピールの提案(PDF)と閉会あいさつをおこない終了しました。

【取材マスコミ】河北新報

講演の様子(講師:東京海洋大学准教授濱田武士さん) パネラーのみなさん 齋藤昭子県連会長理事から
アピールの提案と閉会のあいさつ