県連速報
第407号(2014.02.18)

215日(土)、「消費税率引き上げをやめさせるネットワーク宮城」(以下、消費税ネット)主催による『おだづなヨ!!消費税アップ!?学習会第11弾』を開催しました。

 社会保障・税一体改革関連法が成立し、41日から消費税が8%に引き上げられます。
 政府は、アベノミクス効果により景気は上向いてきていると分析していますが、被災地の地域経済は、消費税増税により大打撃を受けます。特に、価格に税金分を転嫁できない中小業者の経営を追い込み、消費税増税倒産や廃業が増え、働く人々の賃金抑制と雇用不安につながり、自治体財政にも深刻な打撃を与えることが予想されます。
 安倍首相は、消費税率をさらに10%に引き上げる判断を年内中にするとの報道がなされています。消費税ネットでは、再引き上げ阻止に向けた取り組みを今後進めていきます。

 2月15日(土)、仙台情報・産業プラザ(アエル)の多目的ホールにおいて、『消費税増税・相次ぐ値上げでくらしはどうなる?~ピンチを乗り越え、お金が貯まる家計に変身!~』と題して、ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんを講師に、「おだづなヨ!!消費税アップ!?学習会第11弾」を開催し39人が参加しました。
 沼倉優子代表世話人(みやぎ生協副理事長)からの主催者挨拶のあと、学習講演を行いました。
 深田さんから、家計を直撃する重要な問題として、消費税増税や日用品の値上げ、年金の引き下げなどをあげました。また、10年前と比較して同じ年収でも毎年の社会保険料率の引き上げや、特別控除の廃止、定率減税の縮小・廃止、復興増税などにより、手取り収入が大幅に減少していることについてお話されました。消費税増税・値上げ・社会保険料アップから家計を守るためには、消費税増税の影響を具体的に把握することが必要で、これからの増税ラッシュにあたり、家計簿をつける習慣を持つことが必要であるとお話されました。平易な語り口の中にも非常に中身のある、示唆に富んだ学習会でした。
 最後に、伊藤貞夫代表世話人(宮商連会長)からの閉会挨拶があり終了しました。
 大雪の中、ご参加いただいた方々と、東京から3時間かけて来てくださった講師に深く感謝いたします。
講師の深田晶恵さん(ファイナンシャルプランナー)