県連速報
第420号(2014.06.25)

宮城県生協連は、6月18日付けで、安倍晋三内閣総理大臣に対し、集団的自衛権行使容認の閣議決定を行うことに反対する意見表明を行いました

 集団的自衛権の行使を容認することは、日本が攻撃されていないにもかかわらず他国へ武力行使を行うことととなり、たとえ限定的なものであったとしても、これまでの戦争をしない平和国家をめざした日本国憲法および国の在り方を根本から変えるものです。 このような憲法の基本的な原理に関する変更を、国民的な議論を尽くさないまま、閣議決定という内閣の判断による憲法解釈の変更というかたちですすめようとしていることは立憲主義に反し到底許されない行為です。
  6月18日に開催した宮城県生協連第45回総会(2014年度)第1回理事会において、反対の意見表明を行うこととし、意見を文書で総理大臣あてに送付しました。(PDF)

憲法を踏みにじる解釈改憲に強く抗議し『集団的自衛権行使容認を許さない!6.23緊急集会』に600人が参加しました

 
安倍政権による「戦争する国づくり」をめざす集団的自衛権の行使容認に対する意見を示していくため、「みやぎ憲法9条の会」と「宮城県内9条の会連絡会」の主催で、623日(月)1800~仙台市民の広場において、『集団的自衛権行使容認を許さない!6.23緊急集会』が開催され、弁護士や市民団体、労働組合、みやぎ生協などの関係者ら約600人が参加しました。
 「みやぎ憲法9条の会」の後藤東陽代表が開会あいさつを行い、「現政権は右へ右へと進むブレーキの利かない暴走者のようだ。戦争になれば武器を持たない一般人が狙われてしまう。多くの国民が犠牲になるシナリオを止めなければならない。」と訴えました。
 続いて各団体から6人の発言がありました。みやぎ生協の薄木芳美地域代表理事は憲法第9条を守り抜くとともに、憲法前文の恒久平和の理念をゆがめ、憲法第9条に反する集団的自衛権の行使に反対することをみやぎ生協は表明し安倍首相に抗議したことを強く訴えました。
 その後、「解釈改憲に強く抗議し集団的自衛権行使容認の閣議決定を許さない」とのアピールを採択しました。
 引き続き参加者全員で、仙台市一番町商店街などアピール行進をしました。

     
 9条の会代表後藤東陽氏  みやぎ生協薄木芳美理事  市民団体のアピール行進