県連速報
第423号(2014.07.04)

●宮城県生協連会長理事名で、71日に行われた集団的自衛権行使容認の閣議決定に関し、内閣総理大臣および公明党代表あてに、撤回を求める意見書を提出しました

 恒久平和主義という憲法の基本原理に関する変更を、国民的議論を尽くさないまま、閣議決定により変更されたことは、立憲主義に反し到底許されないことであり、閣議決定の撤回を求める意見書を内閣総理大臣および公明党代表あてに提出しました。(意見書PDF)

●集団的自衛権行使容認に反対する7.1緊急県民集会が開催され約700人が参加しました。

「解釈改憲を許さず改憲推進の意見書提出に反対する7.1緊急県民集会」が、みやぎ憲法九条の会や宮城憲法会議を中心とした実行委員会主催で、6月23日の緊急集会に続き71日に開催されました。緊急の呼びかけにもかかわらず約700人が参加しました。戦後日本を貫く平和主義を大きく転換させる集団的自衛権行使が71日閣議決定された直後での集会になりました。

 宮城憲法会議の伊藤博義代表(元宮城教育大学長)は開会のあいさつで「戦争をしないという基本方針を180度転換し、戦争できる国にした許しがたい行為だ。閣議決定を撤回させよう」と訴えました。 その後5人から発言があり、仙台弁護士会の斎藤拓生会長は「今回の閣議決定は憲法の基本原理である恒久平和主義に反し、憲法により国家権力を制約する立憲主義に反し、憲法改正手続きを定めた憲法96条の規制を免れるもの。即時撤回を求める」と法秩序の観点から批判しました。 集会では「集団的自衛権の行使が許されるとする閣議決定の強行は、憲法9条と立憲主義を破壊する暴挙とし、怒りをこめて抗議する」とのアピールを採択しました。引き続き全員で仙台市一番町商店街などアピール行進をしました。

     
 みやぎ生協・理事のみなさん  憲法九条の会のみなさん  憲法会議代表伊藤博義氏(右上)