県連速報
第474号(2015.12.03)

宮城県に「灯油高騰対策に関する要請書」(PDF)を提出しました

 12月1日(火)、宮城県知事あての「灯油高騰対策に関する要請書」を、環境生活部消費生活・文化課の日野和典課長に新野貴久子みやぎ生協地域代表理事が提出しました。その後、野崎和夫宮城県生協連専務理事が要請内容の趣旨説明を行いました。
 
 生協連からの要望として、原油相場は比較的低い水準で推移しているが、経済政策による円安の影響で、灯油の小売価格は原油相場ほど低くならず、181,400円台と2010年度並みの価格水準となっていること、円安による輸入原材料の値上げによる食料品や水光熱費などの諸物価の値上がり、消費税増税、社会保険料の増加など手取り収入は毎年減少して生活は厳しさを増していること、本格的な需要期を前に、灯油の安定的な供給と適正な価格による供給の確保のための行政施策を消費者の立場から求めること、石油製品の中で灯油だけが高くなる「灯油の独歩高」が起きないような価格の監視等が必要なこと、経済的弱者に対する支援策として、「福祉灯油」など灯油購入の補助制度の実施等は有効なため、都道府県により実施状況が異なることのないよう予算措置を実施してほしいことなどを話しました。
 
 県からは、灯油の適正価格・安定供給については、今後も注視していく考えであること、暖房費の助成等については、国の対策、市町村からの要望などを踏まえながら、検討していくことの説明があり、正式回答については後日文書で行うとのお話がありました。

【参加者】

 宮城県 日野和典環境生活部消費生活・文化課長
髙橋倫太郎環境生活部消費生活・文化課課長補佐(消費者行政班長)
鈴木健之環境生活部消費生活・文化課消費者行政班主幹
赤間正行保健福祉部保健福祉総務課課長補佐(総括担当)
渡辺潤二保健福祉部保健福祉総務課企画調整第一班主査  
 生協連  野崎和夫宮城県生活協同組合連合会専務理事
加藤房子宮城県生活協同組合連合会常務理事
新野貴久子みやぎ生協地域代表理事
渡辺淳子みやぎ生協地域代表理事
田中祥江みやぎ生協地域代表理事
木村 孝コープ東北サンネット事業連合エネルギー事業本部燃料事業所統括

   
 日野和典課長(右)に要請書を提出する新野貴久子地域代表理事(左) 要請内容の趣旨説明をする 野崎和夫宮城県生協連専務理事

 
      


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