県連速報
第475号(2015.12.18)

【12月21日(月)配達分より】2015年度生協冬灯油暫定価格を、1リットルあたり71円(税込)へ引き下げします

 宮城県生協連は1221日(月)配達分より、2015年度生協冬灯油の暫定価格を引き下げます。
 配達価格1リットル78円(税込)から71円(税込)への引き下げで、1缶(18リットル)あたり126円の値下げとなります。値下げによって、厳しい東北の冬に向けて、組合員のくらしを少しでも応援します。
 日本国内では、暖冬により関東・西日本での需要が伸びないと予測され、元売りは昨年より在庫を減らしています。しかし、それ以上に需要が減るとの見方で、在庫薄になることは少なく、卸価格が急激に上がることはないとの判断から、生協では冬灯油の価格引き下げを決めました。

・引き下げの背景

 中東原油価格はトルコ軍によるロシア軍機の撃墜やISのフランステロで一時上昇しましたが、中国の原油輸入量の減速・米国在庫の大幅な増加など、世界的に需要が落ち込んでいます。これ対して、OPECが減産せず供給過剰状態となっており、現在原油価格は40ドルを割っています(124OPEC会議)。今後1月~3月の中東原油価格は40ドル前後の動き、為替は122円~124円の動きになると見られています。

・値下げ概要

対象期間 9月28日(月)~ 12月20日(日)   12月21日(月)~ 
配達灯油暫定価格 1缶・18  1  1缶・18  1㍑
お任せ価格税込  1,404  78.0  1,278  71.0
個缶価格税込  1,422  79.0  1,296  72.0


●12月11日(金)、JX日鉱日石エネルギー(株)東北支店に「家庭用灯油に関する要請書」(PDF)を提出しました。

 

 12月11日(金)、JX日鉱日石エネルギー(株)東北支店長あての「家庭用灯油に関する要請書」を、支店の担当者に提出し意見交換しました。
 JX日鉱日石エネルギー(株)東北支店の斉田真一業務グループマネージャーに、みやぎ生協の砂金亜紀子理事が要請書を提出しました。
 宮城県生協連の野崎和夫専務理事から要請の主旨説明を行い、続いて、斉田業務グループマネージャーから、灯油製品在庫量は前年比94%で、日本海側の海上が荒れた場合でも、内陸輸送する体制が整備されていること、灯油の卸価格は、原油価格を基本に決めていることから、石油元売りの卸価格は下げていること、円安の関係で輸入価格は原油価格の下がり幅ほどではないことなどの説明がありました。  
 その後、意見交換を行い参加者から「石油連盟としても、政府の大幅な金融緩和政策に対して要望をしてほしい」「合併によるコスト削減が消費者にメリットが出るようにしてほしい」「SSの過疎化の進行が不安だ」「消費者の節約志向として、生活必需品である灯油価格の変動は家計にとっての不安要因である」などの意見が出されました。

≪参加者≫
JX日鉱日石エネルギー(株)
東北支店
斉田真一業務グループマネージャー
松原宗孝業務グループ担当マネージャー
鈴木徹業務グループ担当マネージャー
小野邦幸業務グループ
 
斉田業務グループマネージャー(右)に、
要請書を提出するみやぎ生協の砂金理事(左)
 生協 岩手県生協連:吉田敏恵専務理事
いわて生協:藤原真帆常務理事

宮城県生協連:野崎和夫専務理事・加藤房子常務理事
みやぎ生協:砂金亜紀子理事・薄木芳美理事
コープ東北サンネット事業連合エネルギー事業本部燃料事業所統括:木村孝統括

日生協北海道・東北地連:山崎若水事務局長


 
      


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