547号(2018.02.09)

●2月7日(水)宮城県協同組合こんわ会により『ミュージカル「ジパング青春記」』の貸切公演が開催され、構成団体から約700人が参加しました  

『ミュージカル「ジパング青春記」~慶長遣欧使節団出帆~』が、電力ホールを会場に、120日(土)~29日(金)までの日程で、劇団わらび座により公演されています。  
このミュージカルは、1611年(慶長16年)に慶長の大地震・津波がおこり、そのわずか2年後の1613年に支倉常長を団長とする慶長遣欧使節団が派遣された史実にもとづくミュージカルです。特に、震災後わずかの期間で遣欧使節が派遣されたことは、400年前にも震災という厳しい困難を乗り越えるための郷土の歴史があったことを示しています。

震災からの復興に向けた意欲を想起させるとともに郷土の歴史を知る機会となることから、「みやぎの子どもたちをミュージカル“支倉常長”に招待する実行委員会」が、20167月に結成され、宮城県生協連も宮本弘会長理事が副会長として実行員会に参加してきました。教育委員会等の協力も得て、10,132人の子どもたちを招待しました。

宮城県協同組合こんわ会は、ミュージカルの企画に賛同し、貸切公演を27日(水)に開催し、構成団体から約700人参加がありました。 開演に先立ち、主催者を代表し、宮城県協同組合こんわ会会長の宮城県農業協同組合中央会の高橋正会長が開会挨拶を行いました。

その後、ミュージカル「ジパング青春記~慶長遣欧使節団出帆~」が上演されました。400年前の伊達政宗の使節団は、東日本大震災と同規模の大津波に領地が襲われたその2年後に船出、英雄たちの冒険ロマンではなく、忠義と神への信仰に引き裂かれるサムライの哲学的苦悩でもなく、400年前の被災者である、名もなき若者の困難を乗り越えての船出、たくさんのものを奪っていった大津波がやって来た、その太平洋に向かって敢えて漕ぎ出して行く日本人たちの姿に、震災からの復興に向けた意欲を今一度奮起させてくれたのではないでしょうか。

上演終了後、宮城県森林組合連合会の齋藤司代表理事会長よりアピールの提案があり、満場の拍手で承認されました。
最後に、宮城県生活協同組合連合会の大越健治副会長理事が閉会挨拶を行い終了しました。

※アピール文(PDF) 

 
宮城県協同組合こんわ会会長
宮城県農業協同組合中央会の高橋正会長
 
宮城県森林組合連合会の齋藤司代表理事会長

 宮城県生協連の大越健治副会長理事



      

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