638号(2021.12.27)

●宮城県に対して「灯油の適正価格、安定供給に向けた行政の役割強化を求める要請書」を提出

12月27日(月)、宮城県知事あての「灯油の適正価格、安定供給に向けた行政の役割強化を求める要請書」を、環境生活部消費生活・文化課の黒沢治課長に、石川宣子みやぎ生協地域代表理事が提出しました。その後、野崎和夫宮城県生協連専務理事が要請内容の趣旨説明を行いました。  

生協連からの要望として、家庭用灯油の安定的な供給と適正価格による供給は、県民が生活を営むうえで必須の条件であり、
1)県民の立場にたって「安心できる灯油の量の確保と価格の安定を最優先」に不測の事態に敏速に対応できる万全の体制で臨むこと
2)原油価格の高騰などに便乗した値上げが行われないよう、価格の動向を調査・監視し県民に対して情報提供すること
3)経済的弱者に対する支援やコロナ禍への救済策の一つとして、寒冷地のセーフティネットとして、福祉灯油等の購入費助成を多くの市町村で実施できるよう県として取り組んでほしいことなどを要望しました。

その後の意見交換では、参加されたみやぎ生協の地域代表理事一人ひとりから、灯油に関する地域の実情を伝えました。

県からは、灯油の適正価格、安定供給については、
・石油元売り3社及び県内事業者に協力要請を行っていること
・配達灯油価格について県HP上にて宮城県生協連灯油モニターの調査価格など情報提供しており、今後も小売価格を注視していく考えであること
・福祉灯油に関して11月定例県議会にて4,800万円追加予算を確保し、実施する市町村に対し補助金を出すことについて報告がありました。

福祉灯油の県予算確保は2007年度以来となります。正式回答については後日文書で行うとの話がありました。
消費者の立場から、灯油に関する行政施策を要請しました。

※要請書(PDF)

◆要請行動参加者

宮城県  環境生活部参事兼消費生活・文化課/黒沢治課長
環境生活部消費生活・文化課/齋藤隆子課長補佐(消費者行政班長)
環境生活部消費生活・文化課/半澤 充消費者行政班主査
保健福祉部社会福祉課/四戸和彦副参事兼総括課長補佐
保健福祉部社会福祉課援護恩給班/瀬川禎亮主幹(班長)  

 請書の提出
黒沢治課長(右) 石川宣子理事(左)
生協連 宮城県生協連/
 野崎和夫専務理事、加藤房子常務理事
みやぎ生協/
 反畑明実理事、石川宣子理事、石垣八重美理事、信山澄重理事
コープ東北サンネット事業連合エネルギー事業本部/
 東寿之営業企画課長
日本生協連北海道・東北地連/
 大沢志佳子事務局長、蛭田啓事務局員  

【取材マスコミ】 東日本放送、仙台放送、宮城テレビ、東北放送、河北新報、燃料油脂新聞、しんぶん赤旗

●年末年始休業のお知らせ

 2021年12月29日(水)~2022年1月3日(月)まで事務所をお休みいたします。

 

    


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