県連速報
第471号(2015.11.09)

11月7日(土)『憲法9条を守り生かす宮城のつどい2015』が開催され、1,400人が参加しました。

11月7日(土)仙台サンプラザホールにおいて、「みやぎ憲法九条の会」主催、県内各「九条の会」協賛による『輝け世界に!伝えよう未来へ!憲法9条を守り生かす宮城のつどい2015』が開催され、1,400人が参加しました。司会の砂金亜紀子さん(みやぎ生協理事)からの開会宣言後、みやぎ青年9kirakira9の皆さんによる「日本国憲法前文・憲法9条」の朗読がありました。開会挨拶を、みやぎ憲法9条の会代表の後藤東陽さんが行いました。

第1部の講演は、森英樹さん(名古屋大学名誉教授)が「憲法9条の底力~『戦後』を年で終わらせないために」という演題で講演されました。安保法制に対する憲法学者、法曹・法務専門職経験者から怒りの声が上がっていること、民主主義の運動体としての新たな世代層の動きがあることにふれ、「私たちの税金が軍事費に使われている。憲法との矛盾の激化に伴い、明文改憲に突進する可能性を重視する必要がある。しかし、憲法はまだ変えられていないのだから運動を持続していくことが重要である」と訴え会場から大きな拍手が起きました。

 2部は、宮城のうたごえの皆さんの合唱に続いて、池田香代子さん(ドイツ文学翻訳家)が「私たち負ける気がしないんです」という演題で講演されました。安倍内閣が国民の声を聞かずに戦争法を押し通したことを、国民は忘れもしないし、YESともしない。だから、負ける気がしないんです」と呼びかけると会場から賛同の拍手が起きました。
 
  その後、県内125団体ある九条の会から5団体の代表者が取り組み報告を行いました。
 最後にアピール提案があり、満場の拍手で採択されました。また、参加者から482,581円のカンパをいただきました。  
 平和憲法の大切さを、改めて確かめ合うつどいとなりました。

講師の森英樹さん(名古屋大学名誉教授 )    講師の池田香代子さん(ドイツ文学翻訳家)
   
  会場の様子  アピール提案


●11月9日(月)、宮城県生協連と消費者懇は「宮城県消費者施策推進基本計画(第3期・素案)」(PDF) 「宮城県消費者教育推進計画(案)」(2016年度 ~2020年度)(PDF) へ意見を提出しました。

  2012年12月に施行された「消費者教育推進法」では、消費者は、単なる商品・サービスの受け手ではなく、社会、経済、環境を公正で持続可能なものに変える力を持ち、その役割を担っている存在だと知ること、消費者自身が「被害を認識する」「危害を回避する」「適切な対応をする」ことができる自立した消費者の育成が重要であるとの趣旨になっています。自立した消費者・自覚ある消費者により形成される「消費者市民社会」の実現には、消費者の行動が求められており、消費者はそのことを、自覚しなければなりません。
 
 そのためには、消費者市民社会の意義について積極的に消費者に伝えることが求められます。仙台市が実施した教育機関や市民及び企業を対象にした意識調査の結果によると、「家庭内や地域における情報共有の必要性」「消費生活センターの認知度がまだ低い」「消費者教育に関する認識のばらつき」などの意見がありました。また、高齢者をターゲットとする特殊詐欺被害が後を絶ちません。地域にだけ見守りの取り組みを求めることには限界があると考えます。見守り活動も今までにない取り組みを検討する必要があると思います。
 
 このようなことを受け、消費者団体の役割として消費者の声を盛り込んだ「宮城県消費者施策推進基本計画(第3期・素案)」と「宮城県消費者教育推進計画(案)」にしていただくよう本日、宮城県生協連と消費者懇は同様の内容の意見を提出しました。

 




      



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